後世に国宝を残そう!

奈良大学の千田嘉博教授の講演会

名古屋城の天守閣の木造復元は、主に「石垣」と「エレベーター」が問題になっています。そこで城郭考古学の権威で奈良大学教授の千田嘉博(よしひろ)教授に、その双方の問題にお話しいただきます。

演題:「名古屋城の石垣とバリアフリーについて、課題と展望」
千田教授講師:千田嘉博(せんだ・よしひろ)
http://www.nara-u.ac.jp/about/overview/staff/let/senda/

日時:令和元年7月20日(土曜日)18:00から
場所:かに本家栄中央店(名古屋市中区栄3丁目8-28)
会費:講演会のみ3千円、懇親会にも参加1万円

千田教授は某雑誌に次のように寄稿されておられるので、当日は貴重なご提言がありそうです。

「私は、バリアフリー問題を解決する妙案を出したいと思います。上に掲載した名古屋城の平面図をご覧ください。左上に大天守、小天守があります。その右側に広がる巨大な建物は本丸御殿です。よく見ると本丸御殿と小天守をつなぐ通路が描かれ『引はし』と書かれています。これは恐らく、御殿様が渡る時だけ出して、あとは引き上げておける引橋なのだと思います。小天守は石垣上に建っていますので、この引橋は高低差を考慮したスロープ状だったと推定できます。こうしたシステムを採用すれば、城の歴史的な雰囲気を損なうこともなく、自力で階段を上がれない方も、名古屋城天守を楽しんでもらえるのではないでしょうか」

「現地からの公開質問状」名古屋城を世界遺産にするために!

名古屋城 公開質問状 表紙

河村市長と名古屋城の庭と花を見て回るツアー

河村市長とともに、「御深丸→二之丸→名城公園」というルートで、庭と花を見て回りましょう。

 日時  平成29年7月9日(日) 9:30正門集合。11:30解散
 回る場所  ①正門→②御深丸→③二之丸→④東門→⑤名城公園
 会費  無償(入場料は各自支払い)
 申込み  不要
 ガイド  山高佳雄氏(元 県立稲沢高校造園土木科教諭) 山高レポートはこちら
 参加を呼びかける相手  市会議員の全員+市役所の幹部+一般市民
 主催  名古屋城天守閣を木造復元し、旧町名を復活する会
 目的  庭と花の整備こそ、ヒトを呼ぶ秘訣であることを知らしめること。河村市長ご自身に見て回っていただくこと。
 お願い  暑いと思います。お気を付け下さい。

さあ寄付金集めだ!決起集会

決起集会の模様が各メディアに紹介されました。
こちらからご覧いただけます。

名古屋城の天守閣の木造復元が決まりました。そこで寄付金を集めるための決起集会を開催します。
この偉業を成功させるため、党利党派を超えて一致団結しましょう。
(画像クリックで詳細をご覧いただけます)

日時:平成29年5月14日(日)9時30分~12時 (開場9時20分)
場所:中区役所大ホール(中区栄4丁目1番8号/地下鉄栄駅12番出口より東へ1分)
会費:無し
参加申込:不要(事前連絡は要りません)

名古屋城の庭と花を見て回るツアー
日時:5月14日(日)13時30分 正門集合
「御深丸→二之丸→名城公園」というルートで、庭と花を見て回りましょう。

「名古屋城天守木造化、寄付呼びかけへ 市長招き5月集会」
朝日新聞デジタルに記事が掲載されました。こちらからご覧いただけます。

「木造天守へいざ寄付集め 名古屋市長、100億円計画」
中日新聞に記事が掲載されました。こちらからご覧いただけます。


北見昌朗は天守閣の木造復元事業の可決の翌日・平成29年3月24日の12時に市長室を訪問して寄付金100万円を手渡ししました。
「さあ寄付金集めだ!決起集会」を開きます。5月(日程未定)。

名古屋城木造天守閣復元の予算可決に際して付けられた「付帯決議」

附帯決議(強い要望・意見)の内容
1 名古屋城天守閣木造復元事業を進めるにあたっては、入場者数と収支見込みに対して民間調査会社から長期の予測は不可能であるとの指摘があることから、独立採算による収支相償の財源フレームを堅持するために、入場者数目標の達成に向けてあらゆる努力をすること。

1 財源フレームの基本的な考え方については、市民の機運醸成を図り寄付金などの募集をするほか、事業の意義について国や県の理解を得て補助金を確保するとともに、市民税5%減税の検証による見直しも含め財源を確保すること。

1 総事業費505億円については、工期設定の適切な見直しを行うなど大幅な圧縮に努めるとともに、文化庁や優先交渉権者との協議調整状況ならびに仕様や工程および契約内容等について適宜議会への報告を行い、議会に諮りながら進め、あわせて市民の理解を得ながら市民とともに事業を進めること。

「平成28年度名古屋市一般会計補正予算(第3号)」など4件をいずれも賛成多数により修正可決しました。
この修正は、既に経過した施行日の変更や、現段階での予算の合計額に合わせる計数整理を行うものです。
http://www.city.nagoya.jp/shikai/page/0000092740.html



名古屋城天守閣 木造復元賛成
後世に国宝を残そう
(画像をクリックすると拡大版をご覧いただけます)

「名古屋城天守閣を木造で復元し、旧町名の復活を目指す会」の発足

名古屋城の天守閣を木造で復元する構想を、河村たかし名古屋市長が発表されました。その構想に賛成し、推進するため、「名古屋城天守閣を木造で復元し、旧町名の復活を目指す会」を発足することにしました。

空襲で焼ける前(左)と空襲で炎上する名古屋城

空襲で焼ける前(左)と空襲で炎上する名古屋城

名古屋城は慶長15年(1610年)、徳川家康の命で築城されました。名古屋城は江戸城、大阪城に並ぶ三大天守として全国に名をとどろかせた。しかし太平洋戦争に入り、昭和20年の空襲で、天守閣は本丸御殿ともども焼失してしまいました。

戦後、市街地の復興とともに名古屋城の天守閣再建の機運が高まり、名古屋市民から寄付を募ると2億円近くが集まりました。最終的に総工費約6億円をかけ、昭和34年に鉄骨鉄筋コンクリート造で再建したのが今の天守閣です。

しかしながら、名古屋城天守閣のコンクリートは次第に劣化が目立ち始めました。決定的に問題なのは耐震性です。東海大地震が予想されるこの地域で、現行の耐震基準に照らせば、名古屋城の天守閣はたとえ耐震補強をしても寿命が40年程度しかないのです。いずれにせよ、大規模な再建は避けられないのです。

「どうせ名古屋城の天守閣を建て替えるのならば、木造で」というのは当然の主張です。

名古屋城の天守閣の木造復元に賛成する主旨 その①
“千年後の国宝”を目指そう

昔の名古屋城の内部

昔の名古屋城の内部

徳川御三家筆頭である名古屋は、城で持つと言われています。名古屋城は、名古屋人の誇りです。しかしながら、現在の名古屋城はコンクリートであり、味気ないものです。名古屋人でも名古屋城にあまり行かないのは、そのためだと思います。

これに対して、木造は千年持ちます。法隆寺がその代表です。どうせ建て替えるならば、木造にしたいのは当然です。

名古屋城の天守閣の木造復元に賛成する主旨 その②
城下町の活性化になる

リニア新幹線が開通すると、名古屋はどうなるのでしょうか? すぐ東京に行けるとなると、名古屋が地盤沈下してしまい、結局「東京都名古屋区」になりかねません。

現在の名古屋は、名駅に高層ビルが建ち並び、名駅集中が進んでいます。しかし、それでは名古屋らしさが薄れてしまいます。
名古屋の街は、碁盤割と言われた市街地が中心です。「名古屋城-本町-栄」という南北のラインが栄えることこそ、名古屋らしい発展です。栄地区の活性化こそ必要です。

名古屋城の天守閣の木造復元は、その起爆剤になります。

名古屋城の天守閣の木造復元に賛成する主旨 その③
観光資源になる

名古屋城の天守閣が木造で復元されれば、素晴らしい観光資源になります。名古屋城に登ってみたいと全国各地から名古屋に来る人が増えます。

外国人観光客が名古屋に来る大きなきっかけになります。外国人観光客が多数訪れてくれたら、名古屋全体に経済効果が期待できます。

「名古屋城天守閣を木造で復元し、旧町名の復活を目指す会」発起人
北見昌朗
深田正雄

文責:北見昌朗